テクノロジーで士業を変革。税理士×AIで中小企業の経営を支える新時代の専門家集団
士業・コンサルティング

テクノロジーで士業を変革。税理士×AIで中小企業の経営を支える新時代の専門家集団

AIと人間の専門性を融合し、中小企業に寄り添う経営支援を実現

株式会社アドバンスパートナーズ

高橋 慎一郎
代表取締役社長 高橋 慎一郎 株式会社アドバンスパートナーズ

従来の税理士業務の枠を超え、クラウド会計とAI診断ツールを活用した経営コンサルティングで、創業5年で顧問先300社超を達成。士業DXの最前線に立つ若き経営者が語る業界変革の展望。

士業×テクノロジーで業界に新風を

編集部
高橋社長は税理士資格をお持ちでありながら、テクノロジーを前面に打ち出した事務所経営をされていますね。創業の経緯をお聞かせください。
高橋社長
私は大手税理士法人で7年間勤務した後、2019年に独立しました。大手での経験を通じて、士業の世界がいかにアナログで非効率かを痛感したんです。月次決算に1ヶ月以上かかる、紙の資料が山積み、顧問先への提案も画一的。これでは中小企業の経営スピードに追いつけないと感じました。一方で、クラウド会計ソフトやAI技術は急速に進化している。この二つを掛け合わせれば、もっと付加価値の高いサービスを提供できると確信したんです。
編集部
具体的にどのようなテクノロジーを活用されているのでしょうか。
高橋社長
大きく三つの柱があります。まずクラウド会計の完全導入。全顧問先に対してfreeeやマネーフォワードを導入し、リアルタイムで財務状況を把握できる体制を構築しています。二つ目が独自開発のAI経営診断システム。過去の財務データと業界ベンチマークを照合し、キャッシュフロー改善ポイントや経営リスクを自動で可視化します。そして三つ目がオンラインコミュニケーション基盤です。Slackやビデオ会議を活用し、月次面談だけでなく日常的に相談できる関係性を築いています。これにより、問題が大きくなる前に手を打てるんです。
編集部
従来の税理士事務所との差別化ポイントは何でしょうか。
高橋社長
一言で言えば「スピードと提案力」です。クラウド会計の導入により、月次決算は翌月5営業日以内に完了します。業界平均が3週間程度ですから、圧倒的に早い。さらにAI診断で抽出した課題に対して、税務だけでなく財務戦略、資金調達、補助金活用まで含めた総合提案を行います。税理士という枠を超えて、CFO代行のような役割を担っているイメージですね。実際、顧問先の8割以上が「経営判断のスピードが上がった」と評価してくださっています。

士業の価値は、過去の数字をまとめることではなく、未来の経営判断を支援することにある

── 高橋社長

組織づくりとスタッフ育成への取り組み

編集部
創業5年で顧問先300社、スタッフ25名まで成長されました。組織づくりで大切にしていることは何ですか。
高橋社長
「専門性」と「テクノロジースキル」の両輪を持つ人材育成です。税理士や公認会計士などの有資格者はもちろん重要ですが、それだけでは不十分。データ分析ができる、ITツールに精通している、顧客とのコミュニケーション能力が高い。こうした複合的なスキルを持つ人材が必要なんです。そのため、入社後は税務研修と並行して、プログラミング基礎やデータ分析ツールの研修も実施しています。また、月に一度「テクノロジー勉強会」を開催し、最新のAIツールや業務効率化手法を共有する文化を作っています。
編集部
若手スタッフの採用・定着で工夫されていることはありますか。
高橋社長
士業業界は「長時間労働」「古い体質」というイメージがまだ強いですよね。私たちはリモートワーク制度を積極的に取り入れ、週2日は在宅勤務可能にしています。クラウドベースで業務が完結するので、場所を選ばず働けるんです。またフレックスタイム制も導入し、繁忙期でも柔軟に働けるよう配慮しています。結果として、平均残業時間は月20時間以下。業界平均の半分以下です。若手からは「プライベートと両立しやすい」「最新技術に触れられて成長を実感できる」という声をもらっています。離職率も5%以下を維持できています。
編集部
組織のビジョンをどのように浸透させていますか。
高橋社長
四半期ごとに全社総会を開催し、経営数字の開示と戦略の共有を徹底しています。売上や利益だけでなく、顧問先満足度、新規獲得数、業務効率化の進捗など、KPIをオープンにしているんです。スタッフ一人ひとりが「自分の仕事が会社の成長にどう貢献しているか」を実感できる仕組みです。また、各チームから改善提案を募集し、良いアイデアは即座に実行します。ボトムアップの文化を大切にすることで、若手でも「自分が組織を動かしている」という実感を持ってもらえるよう心がけています。

テクノロジーは手段。最終的には「人」の成長が組織の成長を決める

── 高橋社長

中小企業支援の未来と事業展開

編集部
コロナ禍を経て、中小企業の経営環境は大きく変化しました。どのような支援ニーズを感じていますか。
高橋社長
最も大きな変化は「デジタル化への意識」が劇的に高まったことです。以前は「うちは昔ながらのやり方で」と抵抗があった企業も、コロナ禍でオンライン対応やキャッシュレス決済、電子契約などの必要性を実感しました。私たちへの相談も「クラウド会計を導入したい」「補助金を活用してDXを進めたい」というものが急増しています。また、事業承継や M&Aの相談も増えていますね。経営者の高齢化と後継者不足は深刻で、「廃業か売却か」という選択を迫られる企業が多い。私たちは税務の専門家として財務デューデリジェンスを行い、適正な企業価値評価と承継プランの提案を行っています。
編集部
今後の事業展開について教えてください。
高橋社長
2024年度は三つの新規事業を計画しています。一つ目はスタートアップ特化型支援サービス。創業間もない企業向けに、税務顧問に加えて資金調達支援、事業計画策定、投資家向け資料作成までをパッケージ化します。二つ目が業界特化型コンサルティング。特に飲食業とIT業界に強みを持つチームを組成し、業界特有の課題に深く対応します。三つ目が教育事業です。経営者向けの財務リテラシー講座や、士業向けのDX研修プログラムを開発中です。私たちが培ったノウハウを広く共有することで、業界全体のレベルアップに貢献したいと考えています。
編集部
最後に、士業・コンサルティング業界を目指す方へメッセージをお願いします。
高橋社長
この業界は確実に変革期を迎えています。AIによって定型業務は自動化され、従来型の士業モデルは通用しなくなるでしょう。しかし、それはチャンスでもあるんです。テクノロジーを味方につけ、より高度な付加価値を提供できる専門家が求められています。資格取得はゴールではなく、スタートライン。そこから継続的に学び、テクノロジーを取り入れ、顧客の真の課題解決に向き合う姿勢があれば、必ず活躍できる。特に若い世代の皆さんには、「士業の常識」にとらわれず、新しい価値創造に挑戦してほしいと思います。私たちも仲間を増やし、業界を一緒に盛り上げていきたいですね。

資格は武器。でも、それをどう使うかが真の専門家の価値を決める

── 高橋社長
📝 まとめ
・クラウド会計とAI診断システムを活用し、月次決算を5営業日以内に完了する高速経営支援を実現
・税務の枠を超えたCFO代行的役割で、創業5年で顧問先300社超、スタッフ25名の組織に成長
・リモートワークやフレックス制度で平均残業20時間以下を実現し、若手人材の採用・定着に成功
・スタートアップ支援、業界特化コンサル、教育事業など新規3事業で士業DXを加速

🏢企業情報

会社名 株式会社アドバンスパートナーズ
業種 士業・コンサルティング
役職 代表取締役社長
代表者 高橋 慎一郎
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